東急田園都市線江田駅近くにある「ラ・ウフ」が2023年10月末で閉店する話から一転継続営業のお知らせが伝えられました。
地元のみならずファンの多かったパン屋さんだったので皆さん大喜びです。
昨今の人手不足という問題からの閉店宣言でした。しかし閉店の反響があまりに大きく、職人さんの負担を減らす形で継続営業という形に落ち着きました。
みすずが丘でラ・ウフは、カフェベーカリーとしてオープンして20年、現在の江田駅近くに移転しベーカリー専門店として営業しています。
ラ・ウフは数少ない江田のパン屋さん

おいしいパン屋さんとして地元の人に長く愛されているラ・ウフ。
意外と江田は焼きたてパンのお店が少ないエリアです。だから江田のパン屋さんの代名詞的存在。
女性オーナーシェフが作るパンは、天然酵母を使用した優しさにあふれるパンが魅力です。
まずは、半地下のあるお店は煉瓦タイルの階段を降ります。
階段の幅が一定ではないので、足元をよく見てお店に入りましょう。
コンパクトな店内に並ぶパンは種類が豊富

店内は木のセンターテーブルを囲み、高いパンの棚が壁に並んでします。
珍しい棚の置き方のパン屋さん。一番下の棚は、卵のオブジェなどが並んでいます。
パンは下から主に3段目4段目中心に陳列しているので選びやすいですね。

一つのパンの数は多くはありませんが種類は多くあります。見ているだけでも楽しくなってきます。
パンの値段も200円代が主で、買いやすい価格帯。

ラ・ウフはフランス語で「卵」という意味。ポップも黄色と白色で卵色。
さらに焼きたてパンに「焼きたて」という黄色の札が立ちます。
そして焼きたては、どんどんと売れていきます。
ラウフのパンメニュー

天然酵母で作られているパンは、どれもこだわりの素材でつくられています。
パン・ド・カンパーニュは、ミネラル豊富なヒマラヤ岩塩を使用

看板商品の「パン・ド・カンパーニュ」。
天然酵母をはじめ国産小麦・ヒマラヤ岩塩などを使用したパン。
通常の食塩には、ミネラルがほぼありません。しかしヒマラヤ岩塩は、ミネラルが豊富に含まれています。
「パン・ド・カンパーニュ」はプレーンの他にも「チョコレートとクルミ」「クルミとビスタチオ」「オニオン」などアレンジしたものもあり、どれもおいしそう。
北海道小麦100%使用した贅沢な食パンは2種

プレミアム食パン(1斤388円)
北海道小麦100%使用。ヒマラヤ岩塩、生クリーム使用でやわらかくしっとり食感。また小麦の香りがしっかりと感じる食パンです。

食パンにはサクッとした食感を楽しみたい人には「パンドミー」(1斤388円)。
山型が目印です。トーストしてバターでサクッと食べるのがおいしい♪
バケットは大きさを選べる

バケットハーフサイズ(194円)
こちらもミネラル豊富なヒマラヤ岩塩を使用したパン。やや、やわらかい仕上がりのバケットです。
レギュラーサイズは1本302円で、おトクです。
ラウフのタルト
ラ・ウフは焼き菓子もおいしいと評判です。
ショーケースにあるタルトは、ブルーベリー、アプリコット、ラ・フランス、フランボワーズ(ラズベリー)の4種。1ピースは1枚タルトの1/4サイズ(421円)。

今回はアプリコットを購入しました。タルトの中はゼリー状に冷やし固められており、冷たくしていただくと口当たりがいい♪
ラウフに思うこと

地元の人たちに愛されている人気のパン屋さん。
私にとってもラ・ウフは子育て中にお世話になった思い出がたくさん詰まっているお店です。
子供のサッカー練習の待ち時間に、みすずが丘のベーカリーカフェをよく利用させていただきました。
北欧風のとんがり屋根のパン屋さんは、当時とてもおしゃれで居心地の良い空間。
暑い日も寒い日も温かく迎えてくれたラ・ウフ…。
駅前に移転されてからも店の前を素通りできず、お気に入りだった食パンを買っていました。
だから閉店宣言の撤回に本当に胸をなでおろしました。
今回の閉店宣言理由は、どこのパン屋さんのみならず飲食業界でも起こりえる人手不足。
有名なたまプラーザのパン屋さん「ベッカライ徳多朗」も、同じ理由で2店舗展開されていたのを1店舗にされました。
どうか無理をし過ぎず、これからもおいしいパンを食べさせてください。ありがとうございました。